スパムメール
目次
送信される主なルート3つ
- プロバイダの送信メールサーバーを使う正規ルート
- 相手側メールサーバーに直接送信
- 送信元を詐称して送信
それぞれのルートの対策
- プロバイダの送信メールサーバーを使う正規ルート
- 送信者の身元がばれやすくなるため,スパムメール送信者が積極的に利用することは少ないと考えられます。
- 相手側メールサーバーに直接送信
- 送信元を詐称して送信
|
|
対策 |
1 |
プロバイダの送信メールサーバーを使う正規ルート |
送信者の身元がばれやすくなるため,スパムメール送信者が積極的に利用することは少ないと考えられます。 |
2 |
相手側メールサーバーに直接送信 |
Outbound Port25 Blocking(OP25B) |
3 |
送信元を詐称して送信 |
SPF(sender policy framework) 受信メールサーバーが,メールを受け取る前にDNSの仕組みを用いてSPFレコードと呼ばれる情報を確認する DKIM(domain keys identified mail) 受信メールサーバーが電子署名の仕組みを利用して送信元を確認する S25R(selective SMTP Rejection) 受信メールサーバーが,送信元をユーザー・コンピュータと判断した場合はアクセスを拒否する方式(正規ユーザーがメールを送信する場合は,図2のルート1であるという前提に基づき,それ以外からのメール受信を拒否する) |
OP25B(Outbound Port 25 Blocking)
過去問
平成29年春期 問15
Q:インターネットサービスプロバイダ(ISP)が,OP25Bを導入する目的はどれか。
A:ISP管理外のネットワークに向けてISP管理下のネットワークから送信されるスパムメールを制限する。
平成29年秋期 問15
Q:スパムメールの対策として,宛先ポート番号25のメールに対してISPが実施するOP25Bの例はどれか。
A:動的IPアドレスを割り当てたネットワークからISP管理外のネットワークへの直接の通信を遮断する。
参考